主役の二人は、生粋パリジャンのフレデリックとマルセイエーズのマリアンヌ。キューピットをしてしまったのが、何故かこの私であり、二人は同時に私の親しい友となり。。。
ドレスアップもなければ、親族の堅苦しいご挨拶なんてのもない。3日間、一緒に食事して、丘や山や海を散歩して、夜は庭でキャンプ。誰かが持って来た望遠鏡で星を眺め、トルコギターとアコーディオンのセッションなんかも始まり。。。。いっぱい虫に刺されたけど、血ぐらいくれてやる!と思える程、あったかくて、幸せな日々でした。
その翌日、フレデリックやマリアンヌたちとパリでの再会を約束し、私はスペインひとり旅へ出発。長距離バスを乗りついで、1日半かけてスペインの北西ガリシア地方 サルガデロスという村に着く。3週間の陶芸修行を体験するのがこの旅の目的であります。毎年夏、ここサルガデロスにある陶芸工場が、このフェステイバルを主催し、60人ほどの人が各国から集まってきて、陶芸を体験する。ほとんどがスペインからの参加だけれども、イタリア、アルゼンチン、フランス、ポルトガルなどいろいろ。日本人は私を含め3人。モロッコで知り合ったスペイン人の友人の紹介もあり、私もそれに参加することができたのである。 毎日9時から13時、16時から19時半まで作業(さすがシエスタの国ね、たっぷりお休み)。その後はバールでビールビールビール!が朝方まで続く。やはりスペインの夜は長かったのだった。こういう単なる観光でない形の旅は、なんとも楽しい。モロッコでも何度か経験しているが、度胸と柔軟性があれば、ひとり旅といっても、どこもでもどこまでも楽しさは広がっていく。また今回は、絵描きである私が土を触る。これこそ宝物のような経験だったなぁ。
食事は村に一つしかない食料品屋で材料を買い、自分で作って食べる日々。ピーマンのもっと小さい形のスペイン版ししとう、あれ美味しかったな。炒めて塩ふってそれだけで十分に酒のツマミになった。その地方特産の“おっぱいチーズ”という名のスモークチーズも美味しかった。そいうえば、いつも海外に行った時の得意技、私流コミュニケーション”現地で寿司”、も作ったっけ。
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