テラオメグミ 自己紹介。
寿司屋の長女として生まれ、おやつはいつも「鉄火巻」で育つ。
わがまま社員コピーライターとして13年名古屋の会社で勤務したのち、2001年夏に渡仏。現在パリ在住。
夢は日本とフランスの半々生活!と叫びながら、毎日版画のアトリエに通い、帰りに大好きなワイン屋をひやかし、それでもって、ギリギリライフを楽しむ日々。
なんちゃってフランス語をあやつり、ノー天気な性格を最大の武器とし、フランスはもとより、モロッコやスペインで、様々な交友を深める。
おやじ画家、イラストレ-ター、コピーライター、時には巻寿司職人にもなったりもする、
mets 、テラオメグミです。どーぞよろしく。
 
この夏のヴァカンスは、南仏婚約パーティ&スペイン陶芸修行。  
 旅のはじまりは最悪。7月30日、友人の婚約記念のパーティ参加のため、この日の朝一番の電車で、マルセイユへ発つはずだっだ私。マルセイユに3日滞在のあと、そのままスペインへ行くというほぼ1ヶ月の旅の始まりのわけですが。当然1ケ月もパリを離れるとなると、その前にやらなければならないことが山盛りで、荷造り準備が出来たのが、朝4時。ちょっと寝ようとウトウトしたのがいけなかった。起きたら朝8時。7時20分の電車はもうとうの昔に発車。80ユーロの切符もタダの紙切れとなり、、、。呆然としてる間もなく、眉毛を描く間もなく、家を飛び出し、次の電車に乗り込んだものの、ここはフランス、到着は遅れるわ、さらに乗り換えた電車も遅れるわで、婚約パーティにはドドーンと遅れてしまった。1メートルくらいある鍋の巨大パエリアは、なんとか私を待っててくれたけど。。。着いたのはマルセイユ近郊、南仏特有の風ミストラルが吹く、ミラマと言う美しい町。そこに彼女の祖母の別荘があって、そこで約20人の友人が集まってのパ-ティが催されておりました。  

南仏でそよぐ私の洗濯物たち。

サルガデロスのアトリエで製作中。
こんな爽やかな顔、珍しい。

 

 主役の二人は、生粋パリジャンのフレデリックとマルセイエーズのマリアンヌ。キューピットをしてしまったのが、何故かこの私であり、二人は同時に私の親しい友となり。。。
 ドレスアップもなければ、親族の堅苦しいご挨拶なんてのもない。3日間、一緒に食事して、丘や山や海を散歩して、夜は庭でキャンプ。誰かが持って来た望遠鏡で星を眺め、トルコギターとアコーディオンのセッションなんかも始まり。。。。いっぱい虫に刺されたけど、血ぐらいくれてやる!と思える程、あったかくて、幸せな日々でした。

 その翌日、フレデリックやマリアンヌたちとパリでの再会を約束し、私はスペインひとり旅へ出発。長距離バスを乗りついで、1日半かけてスペインの北西ガリシア地方 サルガデロスという村に着く。3週間の陶芸修行を体験するのがこの旅の目的であります。毎年夏、ここサルガデロスにある陶芸工場が、このフェステイバルを主催し、60人ほどの人が各国から集まってきて、陶芸を体験する。ほとんどがスペインからの参加だけれども、イタリア、アルゼンチン、フランス、ポルトガルなどいろいろ。日本人は私を含め3人。モロッコで知り合ったスペイン人の友人の紹介もあり、私もそれに参加することができたのである。

 毎日9時から13時、16時から19時半まで作業(さすがシエスタの国ね、たっぷりお休み)。その後はバールでビールビールビール!が朝方まで続く。やはりスペインの夜は長かったのだった。こういう単なる観光でない形の旅は、なんとも楽しい。モロッコでも何度か経験しているが、度胸と柔軟性があれば、ひとり旅といっても、どこもでもどこまでも楽しさは広がっていく。また今回は、絵描きである私が土を触る。これこそ宝物のような経験だったなぁ。

 食事は村に一つしかない食料品屋で材料を買い、自分で作って食べる日々。ピーマンのもっと小さい形のスペイン版ししとう、あれ美味しかったな。炒めて塩ふってそれだけで十分に酒のツマミになった。その地方特産の“おっぱいチーズ”という名のスモークチーズも美味しかった。そいうえば、いつも海外に行った時の得意技、私流コミュニケーション”現地で寿司”、も作ったっけ。

 

大好物。スペインのししとうみたいなヤツ。
10個のうち1個は辛い。でも旨い!

 フェスティバルの終わりを待たず、私はパリに戻らなければならなかったのだけれども、その頃には同じ家を借りて一緒に寝起きしてたスペイン人の子たちと、私のフランス語まじりの恐ろしいスペイン語と解説絵で育んだ友情も育ち、涙の別れが待っていたのであります。いつも思う。こんな性格に育ててくれ、アーンドこんな生活状況を見守ってくれてる父母に感謝。ムーチャ グラシアス、メルシー ボク-、どうもありがとう。


 帰路爆睡。パリ・リヨン駅に着いて久しぶりに友人の顔を見たら、ホッとした。ヴァカンスの終わりを告げる、お帰りの笑顔がそこにありました。

 

2005年10月3日 

 

スペインruetaというビーチ。ははは、
この夏、ここで半ビキニになったぞ。

             
 
 
All rights reserved. Megumi TERAO 2005. site graphique par MAHOGRAFIX